はちのへ六日町ものづくりプロジェクト推進委員会

女性から見た「ものづくり」委員会 第1回 @

 ここ六日町は、別称「魚町」または「肴町」と呼ばれ、多くの魚屋が軒を並べ「煮売り屋」と呼ばれた飲食店がしのぎを削った、まさしく市場町でした。今では魚屋は2軒となりましたが、まだ八戸の中心街では下町的な賑わいの残る町内です。

居酒屋禄文銭と福真魚店

ロックウエストと生蕎麦「末廣」
六日町商店街には飲食店が昔ながらの店構えで残っている一方、多くの場所がビル化され、路面店も1970年代にジーンズTシャツといった若者のファッションを売る店やブティックが現れ現在に至っています。また飲食店でも大衆食堂から居酒屋へといった細かい業態の変化がありました。
質問1:みなさんにとって現在の六日町はどんな印象の街でしょうか?
千浦 六日町に来るようになったのは、ここ一年ほど。それまでは、街に出てくる事も無かった。六日町という印象も、あまり無い。飲食店が多いというのが一番の印象。六日町で働くようになって、わかってきた。この機会を利用して、六日町の歴史など、いろいろ勉強できればいいと考えている。
古内 八戸生まれの八戸育ち。ツイタチ町から来た。おみやげというと久保田さん、焼き魚は楢山さん、新鮮な魚は六日町と決まっていて、昔はよく母や兄弟たちと買い物に来た。三沢の幼稚園に10年ほどいて戻ってきたら、がらっと変わっていた。びっくりした。魚屋は少なくなった。飲み屋が出来て、華やかになっている。
川越 これまで会議に参加していたが、危惧していた。男性が酒の肴町の話ばかりする。現実は女性たちが昼から朝から心待ちにしている飲める物はちょっと違うんじゃないかなと考えていた。ぜひ女性の皆さんの意見を、これから発信していかないと偏ってしまうのではないかと思う。
前田 六日町と言われて、最近足を踏み入れていない街と思った。友人と待ち合わせて喫茶店に入ったが、ゲーム機があって、落ち着いて友人と話をしていられない。私たちのような年齢の人がゆっくりくつろげるような店は無いと思った。六日町を通ると両側に車が駐車してある。駐停車が多い街で、いらいらさせられる。車に乗っていても感じる事はある。
奥村 八戸短期大学の学生。十和田で育ち、大学に通うため八戸に来た。六日町は通り過ぎるだけで、知らない街。利用しない。
河原木 八戸短期大学の学生。青森県立東高校に通っていたので、3、4年前から六日町を通って家に帰るようになった。3、4年前から六日町の様子は変わっていないが、先生から、六日町は昔は盛んな街だったんだよと言われた。昔の風情は見られなくなったと思う。昔を再現できるような街になって欲しいと思い、この会に参加した。
沢田石 六日町の事務局。この仕事をするまでは、六日町と縁が全然無く、表通りだけで、裏通りに足を踏み入れたこともなかった。表には無いよさがある。下町的なよさを表に出して、皆が集まれるような場所になればいい。
沼田 学校時代通ったまち、嫁ぎ先が六日町であった。当時を思い出すと、確かに賑わいがあった。仕事でこの街に通うようになって、スーパーで全て用事を済ませる事が出来るので、改めて六日町で買い物しよう、来たいという事がなくなった。お土産を買う時、お客様が新鮮さを求める時だけ、楢山さんや福真さんを利用するだけとなって、さみしいと感じている。魚町らしい街が出来ればと願っている。
倉本 母も、嫁いだ倉本の母も、魚町出身なので、昔の魚町の事なら大抵知っている。年齢も80近いので、最近の事より昔の事の方がわかる。現いわとくのビルの辺りや、沼田さんの所で魚の配給をして、並びながら私の番で大きな魚に当たればいいと思った事や、毎日のようにいろんな事で魚町と何十年も付き合ってきた。なつかしさがいっぱいで、今の変わりようを見ると涙が出てくる。今の事よりも、昔の魚町がなつかしくて参加した。
伊藤 この辺で生まれて、この辺で育って、この辺の学校に入って、昭和41年よりいわとくビル内「ののや」で細々と暮らしている。当時の六日町と、倉本さんが話した昔の六日町の盛りようはすごいものだった。それを考えると今は、若い人と主婦たちが全然通らない街になった。最近ゴーストタウンになったと思う。なんとか昼間、若い人たちと主婦が通れる街にならないかと思っている。
久保田 嫁いできて50年になろうとしている。嫁いだ当時、「八戸の人は殿様商売をしている」とすぐ実感した。私は商家に生まれたので「いらっしゃいませ」がすぐ出る。あそこは問屋なのに「いらっしゃいませ」を言う。よく言ってるのか、わからなく言ってるのか。そんな事も言われた。でも、あたりまえの事だと思う。お客様に会ったら、胸を開いて「こんにちは」あいさつするのは当たり前。当時、マルミヤ(デパート=現在は無い)に行っても商品も出てこない。当時は高度経済成長だったから物も売れたでしょうが、今になってみれば、こうしていられない。呉服屋に行っても、利益率がいいのに、お茶一杯入れる所が無い。ある所に行って「買わなくても、お茶の一杯も入れてあげれば、そこに座って見てると欲しくなるんでないの?」と言ったけれど、いまだに実行していない。気持ちが大事。お茶を出し、お茶菓子を出し、一生懸命やっている所は、ここから離れても繁盛している。そういう気持ちでお客様を引き受ければいいが、買わなければ買わなくてもいいというような態度の店が多い。心から「いらっしゃいませ」という店が少ない。心が、開きが悪いなというのが実感。
三浦 質問の最初から皆さんの意見がたくさん出て、質問2つめ、3つめが楽しみになってきた。それぞれの想いがあるんだなと感じている。

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